イベント2019/12/02
嚶鳴広場特別展示「国境のまちに生きた先人たち」
愛知県東海市のイベント
嚶鳴広場特別展示「国境のまちに生きた先人たち」が開催中です。
イベント開催期間:令和元年11月22日(金)から12月20日(金)まで。
※期間中は無料で特別展示をご覧頂けます。
毎日新聞日曜版にて2018年4月~2019年3月の間連載されていた「旅するカモメ」(JBTAの連載企画)のカラー展示も一部ご覧いただけます。
(画像は初日の11月22日に事務局が撮影したものです。)
イベント初日には記念セミナーも開催されました。
古川浩司氏(中京大学法学部教授)の講演でテーマは「知られざる日本の国境」。
日本の歴史を「国境」の観点から楽しく、わかりやすくお話をいただきました。日本の領域(領土・領海・領空等)に関する基礎知識から始まり、日本の領土の歴史的な変遷についても歴史教科書に書かれている“誰が日本を治めていたか?”という視点では知ることができない知識をご紹介いただきました。
古川教授が監修して出版された『「国境」で読み解く日本史』(光文社)もぜひ読んでいただければと思います。
(※古川教授の記念セミナーはイベント初日のみの開催です。)
今回展示されている、ボーダーツーリズム推進協議会関連自治体縁の「先人たち」を簡単にご紹介致します。
◆礼文町:「 柳谷万之助」
礼文島におけるニシン漁に大きな役割を果たした青森県人で礼文島和人移住者第1号。
柳谷一族宗家として礼文島の漁場開発において中心的な人物。
◆対馬市:「宗義智」と「雨森芳洲」
対馬府中藩の初代藩主「宗義智」と
対馬藩に仕えて李氏朝鮮との通好実務にも携わった儒者「雨森芳洲」
◆五島市:「空海」
第16次遣唐使船(804年)で五島より唐に渡った僧。
弘法大師の諡号で知られ、真言宗の開祖。
◆与那国町:「サンアイ イソバ」
十六世紀初頭の与那国島を支配していた悪法を廃止させ
平和な島に蘇らせた女傑で島の酋長となった女性。
◆稚内市:「間宮林蔵」
徳川将軍家御庭番で探検家。
樺太が島である事を確認し間宮海峡を発見した事で知られる人物。
詳細は現地にて直接ご確認頂ければ幸いです。