活動報告

  • ボーダーランズ道東ツアー印象記(後編) 1-1
  • ボーダーランズ道東ツアー印象記(後編) 1-2
  • ボーダーランズ道東ツアー印象記(後編) 1-3
  • ボーダーランズ道東ツアー印象記(後編) 1-4

イベント2019/10/15

ボーダーランズ道東ツアー印象記(後編)

(つづき)

次は野付半島。野付半島は全長26kmで、日本最大の砂嘴(さし)。砂嘴は海上に長く突き出た地形のことで、海水に侵食されたミズナラが立ち枯れたまま残るナラワラや、トドマツが立ち枯れたトドワラの景観は独特。野付半島には250種以上の野鳥が確認され、ラムサール条約に登録されている。野付半島の細長い道を進むとぽつぽつと家がある。半島の手前部分にある家には漁師が住んでおり、先に進むと番屋となって、作業の時だけ人がいる臨時の空間となる。ネイチャーセンターで一旦車を降りて休憩。そこから先は舗装の無い砂利道だが、最先端まで車で行くには通行許可証が必要。ネイチャーセンターの事務所で申込用紙に、多くの観光客が書く目的と同じく「野鳥観察」と記載して通行許可証を受取った。野付半島の湿地帯では、鹿の群れや野鳥を当たり前のように見ることができる。
野付半島を引き返し、尾岱沼(おだいとう)温泉のシーサイドホテルにチェックインした。その名の通り海に面したビジネスホテルで、食事には鮭を様々に料理した皿が多かった。温泉も悪くない。

9月28日(土)
三日目の朝一番に訪ねたのは旧奥行臼駅逓所(きゅうおくゆきうすえきていしょ)。駅逓所とは、近代の北海道において、交通不便の地に駅舎と人馬を備えて、物資の輸送や宿泊などに便宜を図るために設置された施設。明治期以降、北海道では独自の制度として存続し、北海道の開拓に貢献した。ここの施設は明治43年に開設され、昭和5年まで続いた。

  • ボーダーランズ道東ツアー印象記(後編) 2-1
  • ボーダーランズ道東ツアー印象記(後編) 2-2
  • ボーダーランズ道東ツアー印象記(後編) 2-3
  • ボーダーランズ道東ツアー印象記(後編) 2-4

次の目当てはラムサール条約登録湿地である風蓮湖(ふうれんこ)・春国岱(しゅんくにたい)。根室半島のつけ根部分に位置する。まず車を道の駅スワン44ねむろに留める。施設の全面ガラス張りの窓から、風蓮湖や春国岱の雄大な自然を一望できる。淡水と海水が混じり合う汽水湖である風蓮湖は多くの湿地・干潟をともなう複雑に入り組んだ湖岸を持ち、野鳥の楽園となっている。オオハクチョウの渡りの中継地でもある。風蓮湖と外海を仕切るように位置する春国岱は砂が堆積した陸地で、世界でも珍しいアカエゾマツの純林が存在している。木道の春国岱遊歩道を半道程歩いてみた。海側から見た風蓮湖も乙なものである。
納沙布岬に向かう道のりとして、往きは根室半島の西側であるオホーツク海沿いに移動し、帰路は東側の太平洋側ルートを採る事にした。
根室の市街地に入り、北方四島交流センターを訪ねた。立派な建物で、資料が豊富に陳列してある。北方四島の自然を伝える15分のビデオを見た。続いてビザ無し交流を伝える15分のビデオを見た。純朴なロシアの人達と無心に交流する人達の笑顔が印象的であった。

※ビザ無し交流は、北方四島交流事業が正式名称。内閣府北方対策本部の補助のもと、北方四島交流北海道推進委員会並びに独立行政法人北方領土問題対策協会が実施している、日本人と色丹島、国後島及び択捉島(以下、北方四島)に居住するロシア人との交流事業です。

  • ボーダーランズ道東ツアー印象記(後編) 3-1
  • ボーダーランズ道東ツアー印象記(後編) 3-2
  • ボーダーランズ道東ツアー印象記(後編) 3-3
  • ボーダーランズ道東ツアー印象記(後編) 3-4

昼食には回転寿司根室花まるに寄った。一皿200円や300円のものもあるが、おいしい寿司を食べられる。アラ汁もおいしい。
旅の最後の目当ては納沙布岬。車を降りたところで歯舞諸島の一つ水晶島を見ることができる。更にクリアに見たいと近くににある北方館の展望台に昇った。入場料500円。望遠鏡で見ると水晶島にある家並みまで見えたので驚いた。
旅程もいよいよ最終コース。根室半島の太平洋側を走った。漁港が所々にあり、オホーツク海側より活気がある。

  • ボーダーランズ道東ツアー印象記(後編) 4-1
  • ボーダーランズ道東ツアー印象記(後編) 4-2
  • ボーダーランズ道東ツアー印象記(後編) 4-3
  • ボーダーランズ道東ツアー印象記(後編) 4-4

途中、花咲岬近くにある車石を見学した。みごとに放射状節理が発達した球状の玄武岩体で、大型トラクターのタイヤの上半分が岩盤にかぶさった姿のよう。岩場を降りるとき足元に注意。
旅程の最終ストップが厚岸グルメパーク道の駅。海産物や農産物の土産を手頃な値段で買えるのが嬉しい施設だ。
釧路空港に向かうとき、釧路湿原を横切る無料の高速道路が便利。
旅程を全てこなして釧路空港に着き、道東の旅を楽しく終えることができた。
(写真提供:駒場地理会 中川章氏)
******************
「駒場地理会」とは:
紀行文にご協力頂いた「駒場地理会」は横井氏が所属する同好会です。横井氏によると人文地理を専攻した大学の同窓生の集まりとの事。
<今回のメンバー>
・中川章氏
・大森国裕氏
・柏原忠幸氏
・佐野勉氏
・横井時久氏
(前編タイトル写真右から中川氏・佐野氏・大森氏・柏原氏・横井氏)
******************
別海町観光情報:
◆生乳生産量日本一の街で農家の生活を体験。地場産の食材で料理、牧場の作業体験、動物たちとのふれあい。それぞれの年齢や要望に合った酪農メニューや引き馬(乗馬)などを体験できます。
日帰り温泉(べっかい郊楽苑)まで2.4km。
(詳細は下記リンクへ)
◆北海道・別海町「ここまで来ると、べつせかい」
大自然の驚異が残る別海は、まさに地上の”べつせかい”!
同じ場所でも、時間や季節によって全く違う顔をみせてくれます。
町の至る所が“フォトジェニック”スポット。
ぜひご自身のお気に入りの場所を探してみてください。
<代表的な観光ポイント>
・野付半島周辺の地盤沈下により海水が浸入し生まれた「トドワラ・ナラワラ」
・北海道遺産で伝統的漁法『打瀬網漁業』に用いられる「打瀬舟(うたせぶね)」
・野付湾(内海)が結氷する時期だけに見られる絶景「氷平線(ひょうへいせん)」
・気温と海水温の温度差によって起こる蜃気楼現象「四角い太陽」
・別海町文化財で西別川河口にある、推定樹齢130年のグイ松「本別海一本松」
・and more...
(下記リンク「別海町の観光スポット・体験」をご参照ください)
******************
★今回ご紹介させていただいたツアーを追体験できるプランをご用意させて頂きました。★
ディレクトフォース観光立国研究会とボーダーツーリズム推進協議会のコラボレーション企画第一弾!
「ボーダーランズを巡ろう!養老牛温泉・尾岱沼温泉に泊まる釧路・根室3日間」
※ボーダーランズとは、境界研究(ボーダー・スタディーズ)における隣国との国境に近い地域の呼称です。
※このツアーには別海町役場への立寄は含まれておりません。
「観光ジャンボタクシーと宿泊のセットプラン」と「羽田釧路間のエアドゥ便往復と宿泊がついたプラン」の2つのプランをご用意致しました。
日本最大の砂嘴、野付半島やその付け根に位置する風連湖・春国岱など日本の最果てを満喫するだけでなく、晴天時には納沙布岬からはもちろん内陸の開陽台からも北方の島々を望むことができるボーダーツアーです。又、根室の花咲岬には国指定天然記念物の車石が一帯に分布し、見事な放射状節理の球状岩体がダイナミックに旅情を煽ります。
見所いっぱいの道東ツアーで日本を再発見してみては如何でしょうか?。(AIR&ホテルプランの場合はご自身での移動となります。)
※お申込は出発の14日前までにお願い致します。

記事一覧に戻る

ページTOPへ